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送別会
文化財のボランティアの会の中に、パソコンの分科会がある。そこで、私は10年近くパソコンやスマホを教える講師をしている。
今年3月末で、ふたりのメンバーがボランティアの会を退会することになり、分科会も去ることになった。
市内の酒蔵レストランで送別会を開くことになり、16名のメンバーのほとんど全員が参加した。
退会するメンバーのひとりが世話役だったので、4月からは講師の私が世話役も兼ねることになった。
ボランティアの講師も大変な労力なのだが、世話役も面倒な仕事なのだ。
メンバーたちが辞めることなく毎回参加してくるので、続けるしかないようだ。
(令和7年4月1日)
最後の弔慰金

父親の弟は昭和19年8月、中国で戦死した。
戦後、「戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法」という法律が成立し、遺族である父親に弔慰金が支払われた。
5年前、父親に代わって手続きをすると、毎年4月に5万円を郵便局で受け取った。
父親は3年前亡くなったが、私が引き続き弔慰金を受け取ることができた。
今週、5回目の最後の支給があり、郵便局で受け取った。
郵便局で5万円を受け取るとき、80年以上前に亡くなった、会ったこともない叔父のことが頭をよぎった。

(令和7年4月15日)

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