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★ウランのプレゼント

子供は何歳頃までサンタクロースを信じているのだろうか。
子供によって差異はある。
息子は大分遅かったように思えるが、親をだましていたとも言える。
サンタクロースのプレゼントを買ってくるのは親であることを薄々感じるようになる。
突の無い家にどこからサンタクロースは入ってくるのか、疑問は当然出てくるものだ。
どこの家庭もサンタさんへの連絡係はお父さんになる。
「○○ちゃん、今年はサンタさんに何を頼んでほしい?」とお父さんが聞いたりする。
サンタさんは外人のはずなのに、語学に堪能でない父親がどうして頼み事を出来るのか。
プレゼントを貰った友人の子供は母親に言ったそうだ。
「サンタさんはニチイに寄ってきたのかな?」

うっかりニチイの袋に入れていたからである。

ウランは長女からクリスマスプレゼントを貰った。
毛糸の服である。
着させてみたが、機嫌良く着ていたのはほんのわずかだった。
すぐに毛糸を食いちぎっていた。
やはり、ウランが喜ぶプレゼントは口に入るもののようだ。


 

 

 

 

 

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