民踊

幼いころ、私の家族はパン屋の2階に住んでいた。
パン屋を経営している家族とは親戚のような付き合いをしていた。
先日、久しぶりに、幼馴染の家族10人が集まった。
みんな高齢者になり、それぞれ老後の生活を楽しんでいる。
夫を亡くして一人暮らししている○○ちゃんは現在民踊に熱中しているときいていた。
冗談のつもりで「踊りを見せてよ」というと、躊躇することなく、持参した羽織と扇子を取り出して、踊ってくれた。
「今はストレスが全くないわ」と言って踊る姿は生き生きとしていて、表情は真剣そのものだった。
熱中できるものを手にした、女性の力強い生きざまを感じた。

(令和8年4月1日)
 


令和5年8月5日更新

金ブンブログ しばらく、休刊


 
 



 

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