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結婚記念日

44回目の結婚記念日だった。
その時も暑い日だった。
10月に予定していた結婚式だったが、義父に肝臓がんが見つかり、医師から10月まで命が持たないかもといわれた。
それで式を早め、まだ残暑が残る8月末になった。
記念日に、夫婦で駅前にある串カツ屋のコース料理を食べた。
44年間の思い出を振り返り、これからの生活を話した。
(令和7年9月1日)
DUNK SHOT

長男が亡くなって、20年が経過する。
生きていれば、35歳になっている。
結婚して、子供が生まれているかもしれない。
妻は毎月バスケットボールの雑誌「DUNK SHOT」を買って、仏壇に供えている。
遺骨もそのままに安置している。
以前、9月16日になるとバスケットの仲間たちがたくさんお参りに訪れ、にぎやかな命日だった。
最近は近くの寺の住職と夫婦だけの、静かな法事になった。
(令和7年9月16日)

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